厚生労働省が7月26日に発表した2024年第29週(7/15−21)の「新型コロナウイルス感染症(CОVID−19)の発生状況等について」によると、全国の定点当たり報告数は13.62。前週(7/8−14)の11.18と比べ、21.8%増加しています。都道府県別にみると、佐賀県(31.08)・宮崎県(29.72)・鹿児島県(27.38)・熊本県(27.13)・大分県(24.02)の順に高くなっています。また、福岡県(19.44)・長崎県(12.13)も高い値で、九州地方で大きな流行となっていることが分かります。そのほか、愛知県(20.82)・大阪府(12.72)と言った大都市でも、多くの患者報告があがっています。感染症に詳しい大阪府済生会中津病院院長補佐感染管理室室長の安井良則医師は「新型コロナウイルスの患者報告数が、全国的に急増しています。特に多くの患者報告が九州地方からあがっています。また、関東地方や愛知県や大阪府と言った大都市圏での急増も気がかりです。身の回りの感染も増えていると考えられますので、注意が必要です。」